和歌番号一覧

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ここでは、百人一首の和歌を一覧にして紹介しています。
それぞれの和歌は番号順に掲載しているので、検索しやすいと思います。

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和歌番号 1~25   和歌番号 26~50
和歌番号 51~75   和歌番号 76~100


1-25
001 天智天皇 
秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ

002 持統天皇
春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山

003 柿本人麻呂
あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を ひとりかも寝む

004 山部赤人
田子の浦に うち出てみれば 白妙の 富士のたかねに 雪は降りつつ

005 猿丸大夫
奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋は悲しき

006 中納言家持
鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞふけにける

007 阿倍仲麻呂
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも

008 喜撰法師
わが庵は 都のたつみ しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり

009 小野小町
花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに

010 蝉丸
これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも あふ坂の関

011 参議篁
わたの原 八十島かけて 漕き出でぬと 人には告げよ あまのつりぶね

012 僧正遍昭
天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ 乙女の姿 しばしとどめむ

013 陽成院
筑波嶺の みねより落つる みなの川 恋ぞつもりて 淵となりぬる

014 河原左大臣
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れそめにし 我ならなくに

015 光孝天皇
君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手に 雪は降りつつ

016 中納言行平
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む

017 在原業平朝臣
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは

018 藤原敏行朝臣
住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢のかよひ路 人目よくらむ

019 伊勢
難波潟 短かき蘆の 節の間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや

020  良親王
わびぬれば 今はた同じ 難波なる 身をつくしても 逢はむとぞ思ふ

021 素性法師
今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

022 文屋康秀
吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしといふらむ

023 大江千里
月見れば ちぢに物こそ 悲しけれ わが身ひとつの 秋にはあらねど

024 菅家
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉のにしき 神のまにまに

025 三条右大臣
名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな
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26-50
026 貞信公
小倉山 峰の紅葉ば 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ

027 中納言兼輔
みかの原 わきて流るる いづみ川 いつ見きとてか 恋しかるらむ

028 源宗于朝臣
山里は 冬ぞさびしさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば

029 凡河内躬恒
心あてに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花

030 壬生忠岑
有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂きものはなし

031 坂上是則
朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪

032 春道列樹
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり

033 紀友則
久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ

034 藤原興風
誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに

035 紀貫之
人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける

036 清原深養父
夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ

037 文屋朝康
白露に 風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

038 右近
忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな

039 参議等
浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど あまりてなどか 人の恋しき

040 平兼盛
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで

041 壬生忠見
恋すてふ わが名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか

042 清原元輔
契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波こさじとは

043 権中納言敦忠
逢ひ見ての 後の心に くらぶれば 昔は物を 思はざりけり

044 中納言朝忠
逢ふことの 絶えてしなくば なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし

045 謙徳公
哀れとも いふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな

046 曽禰好忠
由良の門を 渡る舟人 かぢを絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな

047 恵慶法師
八重むぐら しげれる宿の さびしきに 人こそ見えね 秋は来にけり

048 源重之
風をいたみ 岩うつ波の おのれのみ くだけて物を 思ふころかな

049 大中臣能宣朝臣
みかきもり 衛士のたく火の 夜はもえ 昼は消えつつ 物をこそ思へ

050 藤原義孝
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
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51-75
051 藤原実方朝臣
かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな 燃ゆる思ひを

052 藤原道信朝臣
明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな

053 右大将道綱母
嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る

054 儀同三司
忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな

055 大納言公任
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞えけれ

056 和泉式部
あらざらむ この世のほかの 思ひ出に いまひとたびの 逢ふこともがな

057 紫式部
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな

058 大弐三位
有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする

059 赤染衛門
やすらはで 寝なましものを 小夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな

060 小式部内侍
大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立

061 伊勢大輔
いにしへの 奈良の都の 八重桜 けふ九重に にほひぬるかな

062 清少納言
夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ

063 左京大夫道雅
今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで いふよしもがな

064 権中納言定頼
朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木

065 相模
恨みわび ほさぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ

066 前大僧正行尊
もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし

067 周防内侍
春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそをしけれ

068 三条院
心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな

069 能因法師
嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり

070 良選法師
さびしさに 宿を立ち出でて ながむれば いづくも同じ 秋の夕暮

071 大納言経信
夕されば 門田の稲葉 おとづれて 蘆のまろやに 秋風ぞ吹く

072 祐子内親王家紀伊
音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の ぬれもこそすれ

073 前権中納言匡房
高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ

074 源俊頼朝臣
憂かりける 人を初瀬の 山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを

075 藤原基俊
契りおきし  せもが露を 命にて あはれ今年の  もいぬめり
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76-100
076 法性寺入道前関白太政大臣
わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 雲居にまがふ 沖つ白波

077 崇徳院
瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

078 源兼昌
淡路島 かよふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守

079 左京大夫顕輔
秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ

080 待賢門院堀河
長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ

081 後徳大寺左大臣
ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れ

082 道因法師
思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり

083 皇太后宮大夫俊成
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる

084 藤原清輔朝臣
長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき

085 俊恵法師
夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閨のひまさへ つれなかりけり

086 西行法師
嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる わが涙かな

087 寂蓮法師
村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ

088 皇嘉門院別当
難波江の 蘆のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき

089 式子内親王
玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの 弱りもぞする

090 殷富門院大輔
見せばやな 雄島のあまの 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色はかはらず

091 後京極摂政前太政大臣
きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣片敷き ひとりかも寝む

092 二条院讃岐
わが袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もな

093 鎌倉右大臣
世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ あまの小舟の 綱手かなしも

094 参議雅経
み吉野の 山の秋風 小夜ふけて ふるさと寒く 衣うつなり

095 前大僧正慈円
おほけなく うき世の民に おほふかな わがたつ杣に 墨染の袖

096 入道前太政大臣
花さそふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは わが身なりけり

097 権中納言定家
来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ

098 従二位家隆
風そよぐ ならの小川の 夕暮は みそぎぞ夏の しるしなりける

099 後鳥羽院
人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は

100 順徳院
ももしきや 古き軒端の しのぶにも なほあまりある 昔なりけり
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和歌番号 1~25   和歌番号 26~50
和歌番号 51~75   和歌番号 76~100