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花の色は 移りにけりな いたづらに 我身世にふる ながめせしまに
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解説
小野小町(おののこまち・生没年不明) は平安時代のはじめ、文徳、清和天皇の頃の人で、女官として宮廷に仕えていたと伝えられています。
参議篁の孫であるとも、小野良貞の良人であるともいわれていますが、小野小町は和歌にもすぐれ、六歌仙、三十六歌仙のひとりでもあります。
その美しさは、着物をとおしてして輝いていたといわれるほどで、小野小町には様々な伝説が伝えられているほか、謡曲や戯曲の題材にもなっています。
小野小町は在原業平(ありわらのなりひら)のことが好きでしたが、業平はそのことに気づきませんでした。
この和歌はそのことを嘆いてつくった和歌だと言われていますが、花を喩えに、恋心を巧みに表現しています・
読み
はなのいろは うつりにけりな いたづらに わがみよにふる ながめせしまに
季節
春
現代意訳
花の色もすっかり色あせてしまいました。降る長雨をぼんやりと眺めいるうちに。
(わたしの美しさも、その花の色のように、こんなにも褪せてしまいました)
出典
「古今集」
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